歴代エンディングを語る上で欠かせないのが、楽曲とともに変化してきたED映像の演出史です。初期から現代に至る映像の変遷には、作品のファン層の広がりとアニメーション表現の成熟が鮮明に表れています。
初期(1990年代)のエンディング映像は、乱太郎・きり丸・しんべヱの三人組(乱きりしん)やヘムヘム、稗田八方斎など主要キャラクターによるスラップスティックなギャグ描写が中心でした。手描きアニメーションの柔らかな線とコミカルな動きが、本編後のクールダウンとして機能していました。
しかし2000年代後半以降、忍術学園の四年生・五年生・六年生といった「上級生キャラクター」や各種委員会の活動にフォーカスした演出が急増します。夕暮れの校舎、四季の移ろい、任務に赴く忍たまたちの凛々しい表情など、叙情的な情景描写が大幅に強化されました。
SNS上では、エンディングのわずかなカットに隠されたキャラクター同士の関係性や日常のディテールを読み解く考察が活発に行われており、単なる番組の添え物ではなく、作品の精神的な奥行きを補完する重要パートとして高い評価を獲得しています。