実際の宝くじ売り場やコミュニティでは、どのような購入行動が取られているのでしょうか。全国屈指の販売実績を誇る「西銀座チャンスセンター」などの現場や、SNS・掲示板における購入者の生の声を取材・検証しました。
年末の風物詩ともいえる宝くじが当たる売り場の西銀座チャンスセンターでは、名物の1番窓口に数時間並ぶ長蛇の列ができますが、窓口で注文される伝票を観察すると、本家とミニをセットで購入する「併用買い」が定着しています。売り場前で取材に応じた50代の男性会社員は次のように語ります。
「若い頃は本家ジャンボの連番一筋でしたが、50代に入ってからはミニを20枚、本家を10枚という配分に変えました。本家で10億円という非現実的な夢を1枚残しつつ、確率の高いミニで3000万円を本気で当てにいく。この組み合わせが最も精神衛生上心地いいんです」(都内在住・会社員の手記引用)
一方、オンラインコミュニティ(5ちゃんねるやYahoo!知恵袋)では、ネット購入の浸透による意識の変化が浮き彫りになっています。
「売り場で3000円分買って全部ハズレると虚しさが残るが、ジャンボ宝くじミニのネット購入のメリットを知ってからは公式サイト一択になった。100円につき1ポイントが付くし、クレカ決済のポイントも二重取りできる。何より抽せん日の当選番号発表と同時に自動でマイページに結果が反映され、数十円〜数百円の末等換金忘れがゼロになるのが最大の利点」
このように、現場のリアルな購買動機は「非日常の射幸心」から「賢い確率選択とポイント還元を絡めたスマートなエンタメ」へと確実に移行しています。