二人の関係性を語る上で決して外せないのが、2014年5月から7月にかけてNHK BSプレミアムで放送された連続ドラマ『プラトニック』(野島伸司脚本)です。主演の中山美穂と堂本剛が織りなす究極の純愛を描いた本作において、当時中学3年生(14歳)だった永野芽郁は、中山美穂演じる主人公の娘・望月望愛(のあ)役という極めて重要なポジションに抜擢されました。
永野芽郁が演じたのは、重い先天性心臓疾患を抱え、常に死の影と隣り合わせで生きる少女でした。そこに突如現れたのが、自らの心臓を提供すると申し出る謎の青年役を演じた堂本剛です。張り詰めた緊張感と静謐な哀愁が漂う撮影現場において、堂本剛の繊細な佇まいと真摯な役作りは、多感な時期にあった永野芽郁に強烈なプロの洗礼と安心感を与えたと伝えられています。
当時のインタビューや関係者の証言によると、永野芽郁は現場で堂本剛が見せる独特の集中力や、言葉少なげながらも周囲を包み込む温かさに大きな刺激を受け、「芝居の楽しさと難しさを全身で学んだ」と振り返っています。まさに子役から本格的な女優へと脱皮する決定的な契機となった現場でした。