中尾隆聖さんの類まれな表現力は、幼少期から積み重ねられた長い舞台・芸能活動によって培われました。その歩みを知ることで、演技の奥深さをより深く理解することができます。
3歳で劇団に入団し、子役としてラジオドラマやテレビドラマに出演。少年時代から第一線で芝居の基礎を叩き込まれました。声優としての活動を本格化させた後も舞台演劇への情熱は衰えず、自ら劇団「ドラマティック・カンパニー」を主宰。後進の育成やストレートプレイの舞台公演に心血を注いできました。
マイクの前だけで完結する芝居ではなく、「身体全体で役の息遣いや感情の起伏を捉える舞台俳優としての感性」があるからこそ、中尾さんの発する一音一音には生々しい説得力が宿ります。2020年代に入ってもその姿勢は変わらず、声優界の重鎮として後輩たちから絶大なリスペクトを集めています。