家庭で本場の味を再現しようとして「味がぼやける」「魚の生臭さが出る」という壁にぶつかる人は少なくない。ハワイ現地の名店で供されるアヒポキ(Ahi Poke=マグロのポキ)の神髄は、調味料の比率と漬け込み時間のコントロールにある。
プロが推奨する黄金ダレの比率は以下の通りだ。キッコーマン(Kikkoman Corporation)の特選丸大豆醤油など、旨味の強い本醸造醤油を大さじ2、純純正ごま油を大さじ1、みりん小さじ1、すりおろし生姜とニンニクを各ほんの少々。ここに粗挽きの海塩ひとつまみと、アクセントにいりごまを加える。日本の丼物(Donburi)のように長時間タレに浸してはならない。漬け込み時間は「3分から5分」が鉄則だ。時間をかけすぎると浸透圧でマグロの水分が抜け、パサついた食感になってしまう。