手足口病で爪が剥がれる原因とは?生え変わる期間と正しい保護法を徹底解説

手足口病で爪が剥がれる原因とは?生え変わる期間と正しい保護法を徹底解説

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爪が根元から剥がれ落ちる様子を初めて目の当たりにすると、「激痛が走っているのではないか」「化膿しているのではないか」と恐怖を感じる方が大半です。しかし、実際の臨床現場や当事者の声を集約すると、意外な実態が浮かび上がります。

大手子育てコミュニティや医療相談掲示板では、次のようなリアルな体験談が数多く寄せられています。

「保育園で手足口病が流行して完治した1ヶ月半後、お風呂上がりに子どもの足の爪を見たら、根元からパカパカ浮いていて驚愕した。本人は全く痛がる様子もなく、靴下を脱ぐときにポロポロと爪の破片が落ちてきて初めて気づいた」(3歳児の母親)

「大人の手足口病に感染し、40度近い高熱と手足の激痛水疱に苦しんだ。発熱がおさまって安心していたら、2ヶ月後に左右の手の親指と人差し指の爪が根元からパックリ割れて浮いてきた。日常生活でキーボードを打つときに引っかかって不便だった」(30代男性患者)

手足口病による爪甲脱落症において「痛みを感じない」理由は極めて合理的です。怪我による外傷性の爪剥がれとは異なり、爪床(爪の下の皮膚)と爪が無理やり引き裂かれたわけではないからです。古い爪が脱落する準備段階として、爪母からはすでに薄く柔らかい「新しい爪の初期層」が作られて下からせり上がってきており、自然な代謝の一環として古い角質が浮き上がっているに過ぎません。乳歯が抜ける直前に下から永久歯が押し上がってくるプロセスと非常によく似ています。

ただし、症状の現れ方には「子供」と「大人」で明確な傾向の違いが存在します。

子供(乳幼児〜学童期):新陳代謝が非常に活発なため、爪が剥がれ始めるタイミングも生え変わりのスピードも早いのが特徴です。左右の手足合わせて数本〜十数本の爪が一気にポロポロと取れるケースが多く見られますが、本人が痛みを訴えることはほとんどありません。

大人:大人が手足口病に罹患すると、子供よりも全身症状(高熱、関節痛、発疹の強い痛み)が重症化しやすい傾向があります。それに伴い、爪母へのダメージも深くなりやすく、爪の脱落範囲が広くなったり、爪が分厚く変形して剥がれたりすることがあります。また、新陳代謝が子供より緩やかなため、完全に綺麗な爪へ生え変わるまでに長い月日を要します。

林 結菜
著者

林 結菜

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。