かつて、小田急線が数分でも遅れると、新宿駅や町田駅などの主要ターミナルは混沌に包まれた。遅延証明書を求める乗客が長い列を作り、それがさらなる混雑を招くという悪循環。しかし、小田急電鉄が踏み切った完全ペーパーレス化は、この積年の課題を一挙に解決した。
現在、駅の改札付近に設置されたQRコードや、公式アプリ「EMot(エモット)」を通じて、乗客は移動しながらでも数秒で証明書をダウンロードできる。駅員の負担も大幅に軽減され、彼らは本来の業務である安全確認や乗客案内により注力できるようになった。現場の負担軽減効果は計り知れない。