『ツヨシしっかりしなさい』を語る上で絶対に外せないのが、90年代J-POPの熱気をそのまま詰め込んだハイクオリティな主題歌群です。
初代オープニングを飾った爆風スランプの「さよなら文明」は、文明社会の矛盾を風刺しながらもキャッチーなメロディで大ヒットを記録。ツヨシがエプロン姿でフライパンを振るオープニング映像と完璧にシンクロし、視聴者の心を一気に掴みました。爆風スランプはその後も「涙³ (ナミダサンジョウ)」やエンディング曲「東京ラッシュランナー」を提供し、作品の代名詞的な存在となります。
番組後期には、当時絶大な人気を誇っていたLINDBERGがオープニング曲「GAMBAらなくちゃね」を担当。前向きで力強いガールズロックサウンドが、理不尽に耐えながら奮闘するツヨシへの最高のエールとして響き渡りました。
エンディングでは、森恵が歌う「夢見る頃を過ぎても」や「フェンスを越えて」といった切なく情緒豊かな名曲が日曜の夕暮れ時に深い余韻を残し、単なるギャグアニメの枠に収まらない音楽的厚みをもたらしました。