しかし、有権者はそれほど愚かではない。SNSやネット世論では、二人の共闘を「延命のためのパフォーマンス」と冷ややかに見る向きが強まっている。かつて「自民党をぶっ壊す」と叫んだ小泉氏の父親の幻影を追う有権者にとって、既得権益の調整に終始する今の小泉氏の姿は、単なる「体制内の中堅政治家」に成り下がったように映る。
また、石破首相に対しても、かつての「党内野党」として正論を吐いていた頃の切れ味が失われ、妥協を繰り返す姿勢に失望する声は少なくない。両者のブランド価値は、共闘することでお互いを高め合うどころか、共倒れのリスクを常に孕んでいる。