ネット上で定期的に話題となる「090=おじさん世代」という説には、通信の歴史に基づく明確な根拠が存在します。日本の携帯電話が現在の11桁化(090割り当て)を実施したのは1999年1月のことです。当時、携帯電話を新規契約して自ら利用していた層は主にビジネスパーソンや大学生であり、その当時の20代〜30代は現在40代半ばから60代以上に達しています。
もちろん、2006年に始まったMNP(番号ポータビリティ制度)によってキャリアを変更しても番号を引き継げるようになったため、一度取得した090番号を手放さずに20年以上使い続けているユーザーが多数派を占めています。そのため、090番号の年代判別として「初期からの長期利用者は中高年層が多い」という傾向自体は統計的にも理にかなっています。
ただし、解約された090番号は一定期間の保管(冷却期間)を経て新規契約者へ再割り当てされるため、10代や20代の若者が新規契約時に偶然090番号を取得するケースも珍しくありません。一概に「090の持ち主=必ずおじさん」と決めつけることはできませんが、世代を推測するひとつの目安として語り継がれているのが実情です。