店内での快適性を左右するのが、各店の新宿ドンキ売り場案内と棚作りの差異です。とりわけ女性層やZ世代の支持が厚い新宿ドンキコスメフロアと、訪日客が殺到するお土産ゾーンには歴然たる性格の違いが存在します。
東南口店は、若年層の回遊率を高めるためコスメフロアの棚割りに並々ならぬ熱量を注いでいます。韓国コスメや中国コスメの最新バズアイテム、サロン専売のヘアオイル、カラーコンタクトレンズのラインナップがワンフロアに見やすく凝縮されており、テスターの充実度も歌舞伎町店を凌ぐ配慮がなされています。通路幅が比較的保たれているため、混雑時でも商品をじっくり吟味しやすい環境が保たれています。
一方、歌舞伎町店で驚かされるのは新宿ドンキおすすめお土産コーナーの狂気的な集積度です。1階から地下にかけて、抹茶フレーバーの限定菓子、ご当地キットカット、高級ウイスキーや日本酒、サロンパスや目薬といったインバウンドの指名買い医薬品が山積みにされています。しかし、人気商品が陳列されたメイン通路は大型スーツケースを手にした外国人観光客で埋まりやすく、カートを押しての移動は困難を極めます。
加えて注目すべきはドン・キホーテ新宿免税の処理体制です。歌舞伎町店では免税専用カウンターを常時複数台稼働させているものの、深夜22時前後の大型バスツアーや個人旅行者の波が重なると、レジ待ちは階段フロアまで伸びるケースが散見されます。免税手続きを伴わない通常の国内利用客であっても、フロア全体の混雑に巻き込まれるリスクがあるため、レジ配置の事前確認が欠かせません。