調査開始から歳月が経過した現在、寿都町 現在の状況は大きな転換点を迎えています。
文献調査の終了後、実際に現地を掘削して調査する第2段階「概要調査」へと進むか否かについては、知事や市町村長の意見聴取、そして住民投票などを通じた地域合意が不可欠とされています。巨額の交付金が地域医療の維持や子育て支援策に充当された実績がある一方、将来のまちづくりをどのような産業構造で描くのかという根本的な問いは今も続いています。
同時に、1989年から町営で稼働させてきた風力発電施設の更新や、脱炭素社会に向けた地域マイクログリッドの構築など、クリーンエネルギーの先駆者としての新たな挑戦も進行中です。過疎高齢化という地方都市共通の壁に向き合いながら、独自の選択を模索し続ける寿都町の歩みは、日本のエネルギー政策と地方自治のあり方を占う重要な試金石となっています。