東洋医学や薬膳の考え方では、「寒い地域で地下に育つ作物は体を温め、暑い地域で地上に育つ作物は体を冷やす」と分類されます。この原則に基づき、北海道の大地深くで育つてんさい糖は体を温める性質(温性)を持ち、南国の太陽を浴びて地上で伸びるサトウキビ由来のきび砂糖は体にこもった熱を冷ます性質(涼性)があると広く伝えられてきました。冷え性に悩む女性にてんさい糖ユーザーが多いのは、こうした伝統的な食養生の視点も背景にあります。
気になるカロリーと糖質量(100gあたり)を比較すると、以下のようになります。
- 上白糖:約384kcal/糖質99.2g
- きび砂糖:約396kcal/糖質98.8g
- てんさい糖:約382kcal/糖質85〜90g(オリゴ糖約5g含む)
数値上のエネルギー量には極端な開きがないため、「たくさん食べても太らない砂糖」というわけではありません。しかし、てんさい糖はオリゴ糖を含む分だけ純粋な糖質割合がわずかに低く、代謝への負荷を抑えやすいという実質的なメリットを備えています。