言葉のわずかな変化が、歌全体の色彩や世界観をどのように変貌させたのか。ここでは原歌と百人一首の構造を詳細なデータとして対比させ、文法的な意図を解剖します。
文法面で特筆すべきは、結句「降りつつ」の止め方です。本来「つつ」は反復や継続を表す接続助詞であり、文を途中でつなぐ役割を持ちます。これをあえて和歌の結び(止め)に用いることで、言葉が途切れたあとも雪が降りやまない余韻、言葉にならない美の広がりを読者の想像力に委ねるという、極めて高度な修辞技法(余情美)が成立しています。
言葉のわずかな変化が、歌全体の色彩や世界観をどのように変貌させたのか。ここでは原歌と百人一首の構造を詳細なデータとして対比させ、文法的な意図を解剖します。
文法面で特筆すべきは、結句「降りつつ」の止め方です。本来「つつ」は反復や継続を表す接続助詞であり、文を途中でつなぐ役割を持ちます。これをあえて和歌の結び(止め)に用いることで、言葉が途切れたあとも雪が降りやまない余韻、言葉にならない美の広がりを読者の想像力に委ねるという、極めて高度な修辞技法(余情美)が成立しています。