基礎体温に一喜一憂する女性たちの心理は、SNSや大手Q&Aサイト、知恵袋の投稿データにも赤裸々に表れています。「高温期9日目に36.3度まで急降下して絶望したが、翌日36.8度に復活して妊娠検査薬が陽性になった」という歓喜の投稿がある一方で、「体温が下がって生理予定日を5日過ぎても生理が来ない」といった切迫した声も後を絶ちません。
都内の不妊治療クリニックでカウンセリングを担当する生殖医療相談士は、臨床の現場で次のように証言しています。
「朝のわずか0.1℃の変動で一日中ふさぎ込んでしまう患者様は少なくありません。しかし、家庭用体温計での測定値は、前夜の就寝時刻、夜間の口呼吸、寝室の室温変化、睡眠時間のわずかなブレ(4時間未満の睡眠など)で簡単に狂ってしまいます。1日だけの急激な低下を見て『妊娠していなかった』『病気だ』と自己完結してしまうのは、精神的負荷の観点からも極めて危険です」
また、生理遅れてる 体温下がる 原因を追及する過程では、体温が下がったにもかかわらず経血が排出されない「排卵遅延」や「子宮内膜の菲薄化」が判明する事例も目立ちます。体温が低下したということはホルモン的には低温期に入っているため、数日遅れて出血が始まるケースが大半ですが、1週間以上経っても月経が再開しない場合は、ホルモンバランスの重篤な不全や異所性妊娠(子宮外妊娠)などの重大なトラブルを警戒する必要があります。