オリーブが突然枯れる元凶!アナアキゾウムシの症状と駆除・予防法

オリーブが突然枯れる元凶!アナアキゾウムシの症状と駆除・予防法

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オリーブアナアキゾウムシの被害は、幹の外見に明確な異変が現れた時点ですでに中度から重度の段階に達しています。しかし、初期段階で兆候を捉えられれば、樹勢を回復させ枯死を免れることが可能です。日常点検で見逃してはならない「3大危険サイン」を把握しておく必要があります。

最も決定的かつ見逃してはならないのが、「株元に堆積する細かなおがくず状の木くず(糞混じりの排出物)」です。幼虫は幹の形成層を食べ進みながら、後方に茶褐色から黄褐色の繊維質に富んだ糞を押し出します。木くずが幹の隙間から噴き出していたり、株元の土の上にドーナツ状に落ちているのを発見した場合、その直上の樹皮下に幼虫が潜伏している動かぬ証拠です。幹の樹液と混ざって湿り気を帯びた木くずが出ている場合、現在進行形で激しい食害が行われていると判断できます。

続いて注視すべきは、「樹皮の黒ずんだ湿り・樹液の漏出」と「直径2ミリ〜5ミリ程度の幹の穴」です。成虫が後食(樹皮をかじる行為)した痕や、産卵のために樹皮に開けた微細な傷からは、黒褐色のヤニのような樹液がにじみ出ます。さらに、羽化した成虫が樹外へ脱出した後には、丸く開口した出口の穴が残されます。穴が確認できる段階では、すでに内部で幼虫がサナギへと成長し、幹の内部が空洞化している危険性が極めて高くなります。

幹の中に潜む幼虫の見つけ方には、実践的な手順があります。木くずが噴き出している箇所の周辺を指で強く押し、樹皮がブヨブヨと浮いている感触があれば、そこが食害トンネルです。小型のマイナスドライバーや園芸用ナイフの先を使い、変色して浮き上がった外皮を慎重にめくると、乳白色で頭部が褐色をした丸々とした幼虫(体長約10ミリ〜15ミリのウジ状・足のない幼虫)が姿を現します。見つけ次第、傷口を広げすぎないようピンセットや千枚通しを用いて物理的に掻き出し、捕殺することが初動対応の要となります。

石川 優花
著者

石川 優花

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。