後年、実力派女優としての確固たる地位を築いた「いしのようこ」は、志村と過ごした日々を振り返り、深い感謝と敬意を表現している。当時、まだ若手だった彼女に対して、志村は単なる共演者としてではなく、笑いを共に創り上げる対等なパートナーとして接していた。
本番中に予期せぬトラブルが起きても、志村の咄嗟のフォローと彼女の臨機応変な返しで、すべてが極上の笑いへと変換された。自分がどんな変化球を投げても受け止めてくれるという絶対的な安心感。そこには、世間の噂という枠組みを遥かに超えた、役者と喜劇人としての高次元な魂の交流が存在していたのだ。