ネット上の掲示板やSNSでは、「発売日なのにヤングジャンプがどこにも売っていない」「週刊プレイボーイを探してコンビニを4軒ハシゴした」といった投稿が日常茶飯事となっています。実際、東京都内および近郊のコンビニ20店舗を定点観測したところ、木曜日の朝7時時点で『週刊ヤングジャンプ』が入荷していたのはわずか8店舗、全体の4割に過ぎませんでした。
現場のコンビニ店長やスタッフに取材を試みると、リアルな現場の事情が浮かび上がってきます。
「本部の自動発注システムで、過去数週間で実売ゼロが続いたタイトルは自動的に配送が止まります。特に青年誌やグラビア専門誌は、1冊700円前後と単価が上がっている一方、固定の購入者が引っ越したり電子版へ切り替えたりした途端に入荷がゼロになる。オーナー側からしても、廃棄伝票処理の手間と売場効率を考えると、無理に再登録してまで置く理由が薄いのが本音です」(都内大手フランチャイズ店オーナー)
また、配送トラックの積載効率や「物流の2024年問題」以降に続くドライバー不足の影響も無視できません。かつてのように「発売前日の深夜23時や当日の早朝4時に雑誌が並ぶ」というスケジュールが崩れ、昼前の第2便でようやく届くケースが増えています。朝の通勤時に探しても棚が空っぽで、夕方には1冊だけ入荷して即売してしまうため、「そもそも入荷していない」と誤認される現象が多発しているのです。