現地での聞き取り調査を進めると、机上の数字だけでは見えてこない暮らしの生々しいリアルが浮かび上がってきた。現在の中古市場において、成約価格は専有面積や改装履歴によって大きな開きが生じている。リノベーション済み住戸では坪単価が強含みで推移する一方、手付かずの原状住戸は割安感の残る水準で即座に買い手がつく構造だ。
住環境に関する住民の声は明快だ。深夜でも明るいアプローチや駅周辺の飲食店、スーパーの利便性を絶賛する声が目立つ。その半面、幹線道路に近い住戸では騒音対策が必須となる点や、昼夜を問わない人の往来を落ち着かないと感じる層も一定数存在する。利便性を最優先する単身者やDINKSにとって極めて快適な環境であることは疑いようがない。