鈴木雅之の歌が世代を超える理由とは?名曲の軌跡と歌唱力の深層

鈴木雅之の歌が世代を超える理由とは?名曲の軌跡と歌唱力の深層

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鈴木雅之のキャリアは、グループ期、ソロバラード期、デュエット期、カバー期、アニソン期と極めて多彩です。それぞれの時代を象徴する作品と、その音楽的特長を一覧表で整理しました。

楽曲名・発表年カテゴリ・パートナー音楽的特徴と記録データ編集部の見解・評価め組のひと(1983年)ラッツ&スター 代表曲資生堂CMソング。オリコン1位、60万枚超のセールスを記録。ドゥーワップと歌謡曲の完全融合。TikTokで再ブレイクするなど時代不問の普遍性を持つ。ロンリー・チャップリン(1987年)デュエット(鈴木聖美)実姉・鈴木聖美との共演。カラオケデュエットの金字塔。男女の情念を湿っぽくせず、黒人音楽のブルースフィーリングで昇華させた日本最高峰のデュエット曲。もう涙はいらない(1992年)ソロ代表曲(名曲ランキング上位)ドラマ『刑事貴族3』主題歌。ソロ最大のヒットシングル(ミリオンセラー)。ハスキーかつ艶のある中音域の響きが完成された一曲。哀愁を帯びたメロディラインの表現力が際立つ。恋人(1993年)ソロ代表曲(バラード)ローソンCMソング。NHK紅白歌合戦歌唱曲としても著名。ウィスパー気味のブレスから高音のフォルテシモまで、ダイナミクスレンジの広さを証明したバラード。ラブ・ドラマティック(2019年)アニソン(伊原六花)『かぐや様は告らせたい』第1期主題歌。各配信チャート1位。60代にして獲得した「アニソン界の大型新人」の称号。ブラスと歌声のタイトな絡みが秀逸。DADDY ! DADDY ! DO !(2020年)アニソン(鈴木愛理)『かぐや様は告らせたい』第2期主題歌。MV累計再生1億回超。紅白歌合戦歌唱。海外リアクション動画が爆発的に拡散。若手女性実力派ヴォーカルを引き立てつつ支配する至高のデュエット。

表からも明らかなように、鈴木雅之の楽曲は常にデュエットやコラボレーションにおいて突出した輝きを放ちます。鈴木聖美をはじめ、菊池桃子との『渋谷で5時』、高島礼子、島谷ひとみ、JUJU、そして鈴木愛理や高城れに(ももいろクローバーZ)に至るまで、パートナーの歌声を包み込み、引き立てる「懐の深さ」が通底しています。

田中 結衣
著者

田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。