いま、世代を超えて熱狂を生んでいる「ヌン活」。その波は地方都市にも本格的な変革をもたらした。宇都宮市内で広がるこのトレンドは、単なるSNS映えの消費にとどまらない。格式高い英国紅茶文化のエッセンスを重んじながら、日本ならではの繊細なおもてなしを取り入れた独自のサロン文化へと進化を遂げている。
かつてのアフタヌーン・ティーといえば、東京や横浜のラグジュアリーホテルまで足を延ばすのが一般的だった。だが現在、地域のホテル・外食産業が総力を挙げ、都心に引けを取らないハイレベルなティーセットを展開している。茶葉の産地や抽出温度に徹底してこだわる専門店も増え、シルバーポットから立ち上るダージリンやアッサムの豊かな香りが、訪れる人々を非日常のくつろぎへと誘う。