ふたりの歩みにおいて大きな転機となったのが、東京から関西への拠点移動だ。子育ての環境や家族全員の生き方を再考した末に踏み切った京都移住。歴史と自然が交差する古都での生活は、彼らの家族像に新たな風を吹き込んだ。
四季の移ろいを肌で感じ、近所の手仕事や食文化に親しむ日常。そんな丁寧なライフスタイルは、本上まなみの表情をよりいっそう柔らかくした。早朝の散歩、近隣の市で買い求める旬の野菜、古民家の佇まいを生かした住まい。東京のスピード感とは一線を画す落ち着いた暮らしのなかで、夫・沢田氏とともに育む時間は、家族にとってかけがえのない財産となっている。