大手Q&Aサイトや教育関連のSNSコミュニティを調査すると、漢字「園」の書き順に関する相談や困惑の声は年間を通じて途絶えません。特に目立つのは、子どもが小学校に入学した親世代の苦悩です。
「小2の息子の漢字ドリルを見ていて、『園の底辺を先に閉じちゃダメだよ』と注意したら、自分もどこで閉じるのか一瞬自信がなくなって冷や汗をかいた」「履歴書の学歴欄に〇〇学園と書くとき、中の線を適当な順番で書いていたら、書道経験者の上司に『字が歪んでいる』と指摘された」といった赤裸々な体験談が数多く投稿されています。
また、教育現場の教諭や書道教室の指導者への取材によると、「園」の内部にある「袁」を「口(くち)」と誤認して書いてしまう児童や、デジタル入力ネイティブ世代における「フォントの形状をそのまま写し取ろうとして線の重なり順を見失う」ケースが急増しています。デジタル画面上で見る明朝体やゴシック体は線の前後関係(重なり)が視覚的にわかりにくいため、手書きの正しい筆勢が損なわれやすいという背景もあります。