一口に冬の蕁麻疹と言っても、医学的には刺激の種類によって分類されます。冬場に特に頻発する3大タイプの特徴を整理しました。
1. 寒冷蕁麻疹(かんれいじんましん)
冷たい外気、冷水、雪、冷たい金属への接触など、皮膚温度が急激に下がったときに起こるタイプです。寒冷蕁麻疹の症状としては、冷気にさらされた露出部(顔、手首、足首など)を中心に赤みと強い痒みが出現します。冷たいシャワーを浴びたり、アイスを食べたりした際に局所的に反応が出るケースもあります。
2. 温熱蕁麻疹(おんねつじんましん)
寒冷とは真逆で、冷えた身体が急激に温まった際に生じます。典型例が温熱蕁麻疹とお風呂上がりの関係です。冷えた状態から急に41度以上の熱い湯船に浸かったり、暖房器具の温風に直接当たったりした際、熱刺激を受けた部位に一致してミミズ腫れのような発疹が出現します。
3. コリン性蕁麻疹(こりんせいじんましん)
入浴、運動、辛いものの摂取、極度の緊張などで「汗をかこうとした瞬間」に発症するのがコリン性蕁麻疹の特徴です。発汗を促す神経伝達物質「アセチルコリン」が関与しており、1〜4ミリ程度の小さな点状の膨疹が無数に出現し、痒みというよりも「ピリピリ・チクチクとした鋭い痛み」を伴う傾向があります。