特にがん治療などの高度医療分野において、この仕組みの価値は跳ね上がる。政府が掲げる「がん対策推進基本計画」でも、地域による医療格差の解消や、患者一人ひとりに最適な個別の精密医療(プレシジョン・メディシン)へのアクセス拡大が重要課題とされている。
珍しい組織型や進行期のがん、あるいは複数の治療選択肢(手術、薬物療法、放射線治療)が存在する場合、その分野のトップクラスである医療専門医の意見を聞くことは極めて有益だ。症例数の豊富な専門施設での助言によって、治験への参加機会や最新の低侵襲治療の選択肢が拓ける事例は決して少なくない。