多くの人が迷いがちなツナ缶の油を切るか切らないか問題ですが、プロの料理人の見解は明確です。オイル漬け缶に含まれる油には、マグロやカツオから溶け出した濃厚なイノシン酸(旨味成分)が凝縮されているため、基本的には「切らずにそのまま使う」のが正解です。
油を丸ごとフライパンに入れ、ニンニクやパスタの茹で汁としっかり混ぜ合わせることで、ソースのとろみを生み出す乳化(エマルジョン)がスムーズに起こります。これが、水っぽくならず麺に味がしっかり絡む最大の要因です。
ただし、カロリーを抑えたい場合や水煮缶(ノンオイル)を使用する際は、オリーブオイルを少量補うことでコク不足を補えます。さらに、ツナパスタのプロの隠し味として「昆布茶」や「少量のアンチョビペースト」を微量加えると、魚介のコクが一気に底上げされ、家庭料理の域を超えた深みが生まれます。