外食や家庭の食卓で一般的に親しまれている淡色野菜の「玉レタス(結球レタス)」と、赤紫色の葉先が特徴的な「サニーレタス(リーフレタス)」。形状や食感の違いだけでなく、栄養学的な観点において両者は完全に別カテゴリーの野菜と言っても過言ではありません。
文部科学省「日本食品標準成分表」の公表データに照らし合わせると、サニーレタスは緑黄色野菜の基準である「可食部100gあたりカロテン含量600μg以上」を大きくクリアしています。抗酸化作用で知られるサニーレタスのβカロテン栄養効果は、一般的な玉レタスの約8倍から10倍に達します。さらに、現代人の食生活で不足しがちなカリウムやカルシウム、鉄分といったミネラル群も圧倒的な数値差を記録しています。
このように、サニーレタスと普通のレタスの栄養の違いは歴然です。単に「色が濃いだけ」ではなく、含まれる微量栄養素の密度においてサニーレタスは緑黄色野菜としての風格を備えています。脂溶性ビタミンであるβカロテンは油と一緒に摂取することで吸収率が跳ね上がるため、オイルベースのドレッシングで仕立てるサラダ調理は生化学的にも理にかなったアプローチです。