歯の黒い点は痛くなくても要注意!虫歯と着色の見分け方と治療法

歯の黒い点は痛くなくても要注意!虫歯と着色の見分け方と治療法

歯の黒い点は痛くなくても要注意!虫歯と着色の見分け方と治療法に関する深掘り解説を詳しく解説いたします。

歯に生じた黒い点が、今すぐ削るべき虫歯なのか、それとも単なる着色汚れ(ステイン)なのかを見極めるには、発生箇所の質感や広がり方に着目する必要があります。一般的に、食品や嗜好品に含まれるポリフェノールやタバコのタールが原因となるステインは、歯の表面全体に薄く広がる傾向があります。一方、虫歯による黒変は、プラーク(歯垢)が溜まりやすい特定のスポットに集中して現れます。

特に見落としやすいのが、「歯に黒い点があるのに痛くない」という状態です。歯の最外層を覆うエナメル質には神経(歯髄)が存在しないため、初期虫歯(C0〜C1段階)では冷たいものがしみることも痛むこともありません。痛みを感じないからといって安心していると、エナメル質を突破した細菌が柔らかい象牙質へと急速に広がり、ある日突然、歯の内部が空洞化して崩壊する危険に直面します。

また、過去に虫歯治療を受けた箇所に黒い点が見られる場合は、詰め物であるコンポジットレジン(歯科用プラスチック)の経年劣化や、歯とレジンの境目に生じる「二次う蝕(虫歯の再発)」が疑われます。レジン自体は吸水性を持つ素材であるため、施術後3〜5年を経過すると周囲が茶褐色や黒色に変色しやすくなります。これが単なる表面の変色なのか、内部で細菌が繁殖しているのかは、専用の拡大鏡(マイクロスコープ)やレントゲン診断を用いなければ正確な識別が困難です。

中村 さくら
著者

中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。