アパレル消費行動やリユース市場の構造的な観点から分析すると、西海岸厚木店という巨大空間は、訪れる人の「買い物の目的」によって評価が180度分かれます。
現代の消費スタイルは、洗練された店員がコーディネートを提案し、短時間で外さない買い物を完結させる「タイパ(タイムパフォーマンス)重視型」と、自らの審美眼と時間を投じて埋もれた価値を発見する「探索・体験重視型」に二分されています。西海岸厚木店は完全に後者のための空間です。自分自身の判断基準を持たずに訪れると、膨大なハンガーラックを前にして何を選べばよいか分からず、「ただ疲れただけ」という結果に終わりかねません。
西海岸厚木店を心からおすすめできる人
- ディグる(掘り出す)プロセス自体を楽しめる人:ラックを端から端までめくり、数百着の中から奇跡の1着を見つけ出す作業にワクワクできる人。
- リメイクや手入れを楽しめる人:多少の汚れならオキシクリーンで漂白したり、サイズが大きければカットオフやリサイズして楽しめる柔軟な発想を持つ人。
- まとめ買いでワードローブを充実させたい人:普段着、作業着、フェス用、部屋着など、気兼ねなくガシガシ着倒せるアイテムを安価に揃えたい人。
- アメカジ・ワーク・ミリタリー・90sスポーツが好きな人:王道のアメリカ古着のベーシックなアイテムを低予算で集めたい人。
慎重に検討すべき(あまりおすすめできない)人
- 状態完璧なヴィンテージやハイブランドのタグ付きを求める人:専門スタッフによる厳密な真贋鑑定や年代鑑定、極上コンディションを前提とする人には不向きです。
- 清潔で空調の効いた快適な空間で買い物をしたい人:百貨店やファッションビルと同等の接客やアメニティ環境を期待すると失望します。
- 短時間(30分〜1時間程度)で手軽におしゃれな服を買いたい人:厳選されたセレクトショップ(下北沢の個店や「西海岸 ANCHOR」などのセレクト型業態)に足を運ぶ方が圧倒的に満足度は高くなります。