ここで、Web検索でよく見かける情報のなかでも、特に誤解を招きやすい2大トラップを検証・是正しておきます。
盲点1:「Googleマップの距離測定ツールで道路幅を測ればOK」という誤解
PC版Googleマップの右クリック機能「距離を測定」を使えば、画面上で道路幅や敷地の幅を計測することができます。しかし、航空写真やデジタルマップの縮尺にはわずかな歪みや撮影アングルの傾きが存在します。画面上で「4.2メートル」と出たとしても、現地を鋼製巻尺(メジャー)で測ると「3.8メートル」だったという誤差は日常茶飯事です。
道路幅員が4メートルを切る「狭あい道路(2項道路)」の場合、わずか数十センチの差で車庫証明の可否が分かれます。警察署の調査員は現地でコンベックスやレーザー距離計を用いて実測するため、デジタル画面上の数値のみを過信して記入するのは極めて危険です。
盲点2:「自宅と保管場所が同一敷地内なら所在図の地図添付も不要」の落とし穴
一戸建ての敷地内に車を停める場合、警察の申請書式には「所在図の記載を省略できる場合」の規定があります。しかし、これは「過去に同一場所で車庫証明を取得しており、登録データに変更がない場合」などに限定されるケースが多く、新規取得時や管轄警察署の判断によっては、同一敷地内であっても広域地図の提出を求められます。「同一敷地だから完全に手ぶらでいい」と思い込まず、Googleマップの印刷用紙を1枚用意しておくのが安全策です。