「賛否両論」恵比寿本店の評判を不動のものにしている最大の理由は、提供されるコースメニューの圧倒的なコストパフォーマンスにあります。高級日本料理や会席料理が1人あたり3万〜5万円を超えることも珍しくない東京都心において、賛否両論は本格的な季節の懐石コースを1万円前後(おまかせコース)という破格の設定で提供し続けています。
コースの内容は月替わりで構成され、先付けからお椀、旬の鮮魚を活かしたお造り、揚げ物、名物の焼き物、そして土鍋で炊き上げる季節の炊き込みご飯に至るまで、吉兆仕込みの端正な出汁と旬の食材がふんだんに盛り込まれます。さらに、コースの締めくくりとして名高いのが「選べるデザート」です。きな粉のアイス、とり将プリン、焼きモナカなど、数種類用意された甘味を「お腹に余裕があれば全種類でも頼める」という心憎い演出は、多くの来店客を虜にしています。
また、店舗に足を運んだ利用者が口を揃えて語るのが、化粧室(厠)の壁に毎月直筆で貼り出される「笠原流格言」のユニークさです。クスッと笑える人生訓や料理の知恵がユーモアたっぷりに綴られており、高級店の格式張った緊張感を心地よく解きほぐすホスピタリティとして愛されています。
毎年年末に各百貨店や大手通販サイトから発売される監修おせち料理についても、ネット上の口コミでは「出汁の味がしっかり染みていて飽きが来ない」「冷凍・冷蔵おせち特有のトゲのある塩辛さがなく、子どもから高齢の親まで全員が箸を進めた」といった高評価が圧倒的多数を占めています。