鎌倉花火大会の鑑賞において、観覧場所の選定は体験の質を左右する決定的な要素です。打ち上げの中心となるのは由比ヶ浜海岸と材木座海岸の沖合ですが、この2大メインエリアはそれぞれ立地環境や混雑傾向が大きく異なります。
メインとなる由比ヶ浜海岸の観覧エリアは、JR鎌倉駅や江ノ電由比ヶ浜駅・長谷駅からのアクセスが良く、中央付近には有料観覧席も設置されるため最も賑わいを見せます。水中花火の扇状の広がりを真正面から捉えられる抜群のアングルを誇る反面、砂浜は夕方16時台にはシートで埋め尽くされ、足の踏み場もないほどの過密状態となります。一方、東側に位置する材木座海岸の穴場ビューポイントは、駅からやや距離があるものの砂浜の奥行きが広く、波打ち際近くにスペースを確保しやすいメリットを持っています。
お祭り気分を盛り上げる屋台の出店場所と営業時間についても押さえておく必要があります。出店は主に由比ヶ浜海岸沿いの市営駐車場周辺や海岸道路(国道134号線沿い)、材木座の一角に集中します。例年、昼過ぎの14時頃から順次営業を開始し、打ち上げ終了後の20時30分頃に閉店を迎えます。ピークとなる17時〜19時は屋台の購入列だけで30分以上待たされるケースが頻発するため、飲料水や軽食は鎌倉駅周辺の商業施設で事前に調達しておくのが鉄則です。