ジョジョ名言「何をするだァーッ」誤植の真相と修正経緯を徹底追跡にまつわる興味深い視点を分かりやすく発信ます。
週刊誌の掲載時に生じた誤植は、通常であれば単行本化(コミックス収録)の段階で修正されるのが一般的です。しかし「何をするだァーッ」の特異な点は、ジャンプ・コミックス第1巻の初版発行(1987年8月)以降も、極めて長い期間そのまま重版され続けたという事実にあります。
実際に修正の手が入ったのは、連載開始から15年近くが経過した2000年代初頭の集英社文庫(コミック版)や、その後の新装版、デジタルカラーリマスター版の流通以降です。各メディアや版によってセリフの表記がどのように変遷していったのか、メディア別の詳細を以下の比較表に整理しました。
媒体・バージョン表記・音声修正状況・発行時期編集部の見解・位置づけ週刊少年ジャンプ連載時何をするだァーッ1987年3・4合併号掲載(未修正)アナログ写植の脱字による最初期のオリジナル誤植。ジャンプ・コミックス旧版何をするだァーッ1987年発売〜数十版にわたり継続長年放置されたことで、読者の記憶に「公式セリフ」として刷り込まれた。集英社文庫版・総集編何をするんだァーッ2002年文庫版第1巻刊行時に修正文法的不自然さを解消するため、本来意図されたテキストへ正式改訂。電子書籍・カラー版何をするんだァーッデジタル配信版の多くで修正済み底本となる原稿データの更新に伴い、規範的な表記が定着。TVアニメ版(2012年)何をするんだァーッ!第1話「侵略者ディオ」内音声声優・興津和幸氏による自然な演技。誤読を避けて正規表現を採用。
集英社による単行本の修正理由は明確であり、後世に残る出版物としての「日本語の文法的不自然さの是正」です。しかし、旧ジャンプ・コミックス版をリアルタイムで読んで育った世代にとっては、修正された「何をするんだァーッ」のほうに違和感を覚えるという逆転現象が起きました。