計量スプーンで最も誤解が生じやすいのが「大さじ1=15グラム」と思い込んでしまう点です。
「cc(ml)」は体積(かさ・容積)を表す単位であり、「g(グラム)」は重量(重さ)を表す単位です。物質はそれぞれ密度(比重)が異なるため、同じ15ccのスプーン1杯をすくっても、乗せた調味料によって重さはまったく違ってきます。
基準となる水は「1cc=1g」であるため、水や料理酒、酢は大さじ1で約15gになります。しかし、水より比重が軽いサラダ油は大さじ1で約12g、粒子同士の隙間が多い上白糖は大さじ1で約9gにしかなりません。逆に、塩分や糖分が溶け込んで密度が高い濃口醤油やみりんは、大さじ1で約18gと水よりも重くなります。
キッチンスケール(はかり)を使って調味料を重さで計量する場合は、この比重の違いを理解していないと、砂糖が少なすぎたり醤油を入れすぎたりして味付けが崩れる原因になります。