夜の街に存在する飲食遊興業のなかでも、会員制ラウンジとキャバクラのビジネスモデルは大きく異なる。キャバクラが時間制の料金システムと明確なドレスコード、徹底したマンツーマン接客を基本とするのに対し、会員制ラウンジは「身元の確かな顧客のみを招く」プライベートサロンのような趣を持つ。
キャストの給与体系にも特徴的な開きがある。キャバクラでは売上や指名数に応じた歩合給(バック)のウェイトが高い一方、ラウンジでは高時給に加えて場内指名バックや同伴バックが組み合わされ、日払いが基本となるケースも多い。ドレスや着物ではなくトレンドの私服で働ける気軽さも、多くの女性を引きつける要素だ。顧客側にとっても、限られたステータスを持つ者だけが足を踏み入れられる特別感が大きな魅力となっている。