2022年2月に父・慎太郎氏、同3月に母・典子氏が相次いで他界した際、石原家を取り巻く相続や遺品整理の動向はワイドショーでも大きく報じられました。その中にあって、四男である石原延啓氏は兄たちとともに静かに両親を見送り、その後も過度なメディア取材に応じることなく、アトリエでの制作活動に専念しています。
現在も画家・現代美術作家としてのスタンスに一切のブレはなく、定期的な個展の開催や、舞台美術、壁画制作、地域のアートプロジェクトへの参画を継続しています。かつてのような政治的文脈での注目からは完全に距離を置き、自身の内面世界や神話的モチーフ、力強い筆致を活かした絵画作品の探求を深めています。
美術関係者の証言によると、「石原延啓氏は、父や兄たちの知名度に頼ることを極端に嫌い、純粋なキャンバス上の表現のみで鑑賞者と対話することを重んじる職人気質のアーティスト」として知られています。騒々しい芸能界や政界の渦中からあえて身を引き、自らの美学を静謐に磨ぎ澄ます日々を送っています。