山本彩の顔の変化を語る上で欠かせないのが、10代から現在に至るまでのヴィジュアルの推移です。2010年にNMB48の1期生として加入した当時、彼女は健康的な丸みを帯びた輪郭と、意志の強さを感じさせるつり目がトレードマークでした。当時は48グループ全体が「元気で快活な少女像」を求めていた時期であり、太めの平行眉とブラックのリキッドアイライナーで目尻を跳ね上げる「キャットライン」が彼女のアイコンでした。
2018年秋にNMB48を卒業して以降、ソロアーティストとしての表現活動に軸足を移すにつれて、ビジュアルの方向性は大きく舵を切りました。アイドル特有の強い照明下で映える「濃密なステージメイク」を脱ぎ捨て、自身のパーソナルカラーや骨格に合わせた洗練されたスタイルへと移行したことで、全体的な雰囲気が劇的に洗練されたのです。昔と現在の画像を時系列で観察すると、パーツそのものが変化したというよりも、顔全体の「余白の魅せ方」と「質感づくり」が根本から変化していることがわかります。