Q1:看護師国家試験でエリクソンの発達課題を確実に得点するためのコツはありますか?
A1:各段階の「年齢・時期」「対立するキーワード(正と負)」「獲得される徳」の3点セットを紐づけて整理することが鉄則です。特に頻出するのは「学童期=勤勉性 対 劣等感」「青年期=同一性確立 対 同一性拡散」「老年期=自我統合 対 絶望」です。状況設定問題では、患者の年齢と発言内容から「どの発達課題に対する支援が求められているか」を問うケースが多いため、知識の暗記にとどまらず臨床場面への当てはめ演習を繰り返してください。
Q2:大人になってから青年期のアイデンティティ未確立に気づいた場合、どう対処すればよいですか?
A2:何歳からでもアイデンティティの再探索は可能です。エリクソン自身も青年期のモラトリアムを経て、画家や教師などの遍歴を重ねた末に30代以降で心理学の道を見出しました。まずは他者の期待や世間の常識から離れ、自分の価値観や心地よい役割を小さな行動(新しいコミュニティへの参加や趣味の探求など)を通じて試行錯誤することから始めてみてください。
Q3:ハヴィガーストの発達課題とどちらを重視して患者や対象者を見るべきですか?
A3:目的によって使い分けます。患者の退院支援や日常生活動作(ADL)の自立、復職支援など「目に見える具体的行動の達成」をゴールにする場合はハヴィガーストが極めて有用です。一方で、病気による喪失感、老いへの恐怖、将来への漠然とした不安など「患者の内面的な意味づけや尊厳」を支える看護・精神的ケアにおいてはエリクソンの視座が不可欠となります。