庄内の商業史を語る上で欠かせない存在が、1964年4月5日に誕生した「ダイエー庄内店」です。創業者の中内㓛氏が率いるダイエーが全国展開を加速させていた時期にオープンし、当時は日本初の大規模多層階スーパーとして業界内でも大きな話題を集めました。
オープン当時は連日黒山の人だかりができ、エスカレーターに初めて乗る地元客で行列ができるなど、庄内本通商店街一帯に強烈な熱気をもたらしました。ワンフロアで生活必需品が何でも揃う利便性は、高度経済成長期のベッドタウン・豊中市民の暮らしを劇的に変えたと記録されています。
その後、グループの戦略見直しや食品特化型店舗への業態転換に伴い、店舗名は「グルメシティ庄内店」へとリニューアル。1階・2階を中心に食料品や日用品を幅広く揃え、夕方にはお買い得品を求める主婦層や仕事帰りの会社員で連日賑わいを見せていました。