沖縄の野鳥の声に関しては、ネット上でいくつかの典型的な誤認や情報混同が見受けられます。
最も多い誤解が、「シロハラクイナとヤンバルクイナの混同」です。宮古島や石垣島、あるいは那覇市内の公園で「ヤンバルクイナの声を聞いた」と発信されるケースが散見されますが、ヤンバルクイナは沖縄本島北部の限られた森にしか生息していません。リゾートホテル周辺や離島で見かけるクイナ類は、ほぼ100%シロハラクイナです。
また、ズアカアオバトの尺八のようなうなり声を「夜行性の大型猛禽類や妖怪の声」と勘違いするケースも多発しています。彼らは昼行性のハトの仲間であり、木の実を求めて樹冠に隠れているため姿が見えず、声だけが降ってくることからオカルト的な噂を生みやすい背景があります。