Q1:行政が強制的に取り壊す「行政代執行」はなぜ行われないのですか?
A1:空家等対策特別措置法に基づく「略式代執行」や「行政代執行」は可能ですが、費用は一時的に自治体(住民の税金)が立て替えることになります。最終的に所有者から回収できないリスクが高く、数億円規模の予算を1つの民間物件に投入することについて住民の合意形成が極めて難しいためです。
Q2:廃墟となったホテルがリノベーションされて再利用されるケースはありますか?
A2:構造躯体の劣化が激しく現行の耐震基準を満たしていない場合、改修費用が新築を上回ることが多いため稀です。ただし、立地条件が良い一部の物件では、民間ファンドや大手リゾート企業が土地ごと買い取り、完全に解体・更地化した上で最新のグランピング施設やラグジュアリーホテルとして再開発する事例が生まれています。
Q3:道路から廃墟の外観を眺めたり撮影したりすることも違法になりますか?
A3:公道上から眺めることや撮影すること自体は違法ではありません。ただし、路肩への長時間の迷惑駐車や私有地の境界線を越えての撮影、近隣住民のプライバシーを侵害する行為は取り締まりや通報の対象となりますので厳に慎む必要があります。