世界大会を勝ち上がるうえで最大の障壁となるのが、グループステージおよびノックアウトステージで相対するなでしこジャパン対戦相手の存在です。近年の女子サッカー界は、欧州のメガクラブが女子部門へ巨額投資を行っている影響で、イングランド、スペイン、フランス、ドイツといった欧州勢のフィジカルとインテンシティが格段に向上しています。さらに、圧倒的な個のパワーを誇るアメリカや、急成長を遂げる南米勢も虎視眈々と王座を狙っています。
こうした国際情勢を踏まえたFIFA女子ワールドカップ勝敗予想において、日本代表の勝機は「戦術的柔軟性」と「トランジションのスピード」にあります。かつて世界を制したパスワークの精度に加え、現代サッカー必須のハイプレスと素早いカウンターアタックを融合させた戦い方が、体格で上回る強豪を攻略する決定打となります。
特にグループリーグの初戦や決勝トーナメント初戦は、プレッシャーから番狂わせが起きやすい鬼門です。対戦相手のストロングポイントを組織的な守備連動でいかに封じ込め、セットプレーや一瞬のサイドアタックから先制点を奪えるかが、白星を手繰り寄せる絶対条件です。