基本の折り方をマスターした後に挑戦したいのが、歴史上の名将たちを彷彿とさせるオリジナルアレンジだ。特に子どもたちから絶大な人気を誇るのが、独眼竜として知られる伊達政宗のシンボル「大きな三日月」の前立である。折り終えた兜の前面に、余った新聞紙や金色の折り紙で象った三日月を差し込むだけで、一気に躍動感があふれ出す。
こうした装飾アレンジは、日本の伝統工芸の意匠を身近に体験できる最高の機会でもある。黒い墨汁でフチを塗ったり、家紋を描き加えたりすることで、子供たちの創作意欲はどこまでも広がる。重厚な甲冑の雰囲気を新聞紙独特の活字グラフィックが引き立て、世界にひとつだけのオリジナルアートとしても成立してしまうから面白い。