骨が喉に刺さったらご飯丸呑みはNg?耳鼻科医が教える緊急対処法

骨が喉に刺さったらご飯丸呑みはNg?耳鼻科医が教える緊急対処法

骨が喉に刺さったらご飯丸呑みはNg?耳鼻科医が教える緊急対処法について詳しく解説いたします。専門家の見解をご覧ください。

Q1:魚の骨が刺さったまま寝てしまっても大丈夫ですか?
A1:激しい呼吸困難や強い胸の痛みがなく、唾液が飲み込める状態であれば、無理に夜間救急へ駆け込まず翌朝の受診を待っても大半のケースでは問題ありません。ただし、夜間の飲食は控え、翌朝一番に耳鼻咽喉科を受診してください。翌朝に痛みが完全に消失していれば自然脱落した可能性が高いですが、違和感が続く場合は診察を受けましょう。

Q2:耳鼻咽喉科での摘出処置は痛いですか?麻酔は使いますか?
A2:扁桃周辺の見えやすい部位であれば、数秒から数十秒の鉗子処置で無麻酔のまま痛みなく抜去できます。喉の奥深くに刺さっている場合は、鼻や喉にスプレー式の局所麻酔薬を使用して知覚を麻痺させ、嘔吐反射を抑えた上で細いファイバースコープと鉗子を用いて安全に摘出します。処置自体の痛みは軽微です。

Q3:何日も違和感が取れない場合、どのようなリスクがありますか?
A3:骨が残存していた場合、細菌感染により頸部膿瘍や蜂窩織炎を発症し、首の腫れや高熱、気道狭窄を引き起こす恐れがあります。また、骨自体はすでに抜けていても、粘膜の深い潰瘍や肉芽(にくげ)形成、極めて稀ですが異物を契機とした慢性肉芽腫へと進行することがあるため、3日以上違和感が続く場合は放置せず必ず確定診断を受けてください。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。