オートチューンが登場して以来、「歌唱力を偽装するいかさまツール」という批判は常に付きまとってきた。グラミー賞の授賞式で生歌の重要性を訴えるミュージシャンもいれば、あえて補正を拒絶することでリアリティを打ち出すロックバンドも存在する。
しかし、エレクトリック・ギターがアンプの歪みを味方にしてロックの歴史を築いたように、オートチューンもまた人間の声という最も原始的な音源を電子的に拡張した「21世紀の楽器」であるという評価が完全に定着した。ピッチのズレを機械的に矯正する冷徹さと、歌い手の感情が混ざり合う境界線にこそ、現代のポップミュージックが放つ独特の哀愁やフューチャリズムが宿っている。
技術の進化は、歌うことの定義を広げた。完璧なピッチを手に入れた表現者たちは今、その機械の翼を使って、かつて誰も聴いたことのなかった新しい声の芸術を響かせ続けている。 (出典: オート チューン と は(Yahoo!ニュース))
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