テレビ番組で披露されたヒット曲以外にも、音楽通やコアなファンの間で熱烈に支持される隠れた名曲が多数存在します。
アニメーション監督・富野由悠季が直々にオファーを出した『ターンAターン』(1999年)は、作曲家・菅野よう子とのコラボレーションによる壮大なプログレッシブ・ロック。民族音楽的な要素を取り入れた難解なメロディラインを、大地を揺るがすような重厚なボーカルで見事に歌いこなした傑作です。
さらに、1970年代のライブアルバムに収録されたビートルズの『アイム・ダウン』やディープ・パープルのカバー曲群は、当時の英米ハードロックバンドに引けを取らない凄まじい熱量を放っています。バラード曲『心で聞いたバラード』(1987年)や『勇気があれば』(1979年)など、繊細な情感を丁寧に紡ぎ出すミディアムナンバーにも秀樹の真骨頂が宿っています。