京都市東山区出身の杉本彩さんは、10代半ばから地元・関西でモデル時代をスタートさせました。15歳でスカウトされた当初から大人びた顔立ちと日本人離れしたスタイルは業界内で際立っており、10代後半で上京。1987年には大手水着メーカーのキャンペーンガールやクラリオンガール準グランプリに選出され、グラビア界のトップ戦線へと躍り出ます。
決定的な転機となったのは、1988年のシングル「Boys」での歌手デビューでした。当時、アイドル全盛期の中で彼女が提示したスタイルは、極めて斬新でした。過激なボディコンシャス衣装を身にまとい、バックダンサーを従えてキレとしなやかさを兼ね備えたダンスを披露する姿は、同年代の女性アイドルとは完全に一線を画していました。
特に秋の大学祭シーズンにはオファーが殺到し、「学園祭の女王」の異名で全国数十校のステージを席巻。ステージ前に何千人もの学生が押し寄せて熱狂する光景は、当時のワイドショーや音楽番組でも連日大きく報じられました。当時の映像や画像を振り返ると、彫りの深い端正な顔立ちと、媚びない強い眼差しが鮮烈な印象を残しています。