任意入院とは?すぐ退院できない噂の真相と医療保護入院との違いを検証

任意入院とは?すぐ退院できない噂の真相と医療保護入院との違いを検証

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精神科医療を取り巻くネットの言説には、過度な被害妄想に基づく誤情報と、医療機関側の説明不足からくる誤解が入り乱れています。その最たるものが「任意入院は病院の金儲けのために一度入ると出られない」という言説です。

客観的な医療制度の視点から見れば、現在の診療報酬体系では病床の回転率(在院日数の短縮)を高めるほど病院側の収益性が向上する仕組みになっており、病院側が意味もなく任意入院患者を抱え込み続ける経済的動機は薄れています。それにもかかわらず任意入院デメリットと後悔として語られるのは、事前のインフォームド・コンセント(説明と同意)における「閉鎖病棟への入院可能性」についての説明が不十分なケースです。

任意入院であっても、病床の空き状況や監視の必要性から、出入り口に鍵がかかる「閉鎖病棟」へ案内される事例は少なくありません。「任意入院=自由に出入りできる開放病棟」と信じ込んで入所した患者が、閉ざされた扉と厳格な持ち物検査に直面した瞬間、強烈なトラウマや後悔を抱くことになるのです。

山本 拓海
著者

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。