現在、国内の家庭用餅つき機市場は、長年培われたモーター技術と独自の加熱構造を持つ大手・老舗3強によってシェアが二分されています。それぞれの設計思想や強みを客観的な実測データとともに比較します。
実際の操作感において、象印餅つき機力もちの使い方は極めて現代的です。もち米を投入して水を入れたら、メニューを選択してスタートを押すだけで蒸しからつきまで自動連動する機種が主流であり、途中で鍋の様子を監視し続ける手間が大幅に省かれます。また、付属のアタッチメントを付け替えることで味噌づくり用の大豆潰しにも使える汎用性が、子育て世帯やシニア層に選ばれる大きな要因となっています。
一方、料理好きや本格志向のユーザーの間で熱い支持を集めるのがタイガー餅つき機の使い方と評判です。タイガー機は昔ながらの臼と杵でついたような「強いコシ」を生み出すモーターのトルクに定評があります。「蒸す」と「つく」の工程が独立したスイッチになっているモデルが多く、蒸し具合を自分の目で確認してから突き始めるという玄人好みの細やかな微調整が利く点が現場で高く評価されています。
そして、餅の品質に一切妥協したくない層が指名買いするのがエムケー精工餅つき機かがみもちです。最大の特徴は、ボイラーの蒸気を上部から送り込んで下部へと抜く独自の「上蒸し式」にあります。余分な結露水がもち米に落ちて戻らない仕組みになっているため、米が余計な水分を吸わず、きめ細かくコシの強い最高の状態に仕上がります。業務用のノウハウが凝縮された質実剛健な構造です。