2004年6月、写真週刊誌『フライデー』の表紙を飾った生々しいグラビア写真は、芸能界の勢力図を一変させる破壊力を持っていました。掲載されたのは、東京・六本木の隠れ家風バーのテラス席で、周囲の目を気にする様子もなく濃厚な抱擁を交わし、唇を重ね合う高岡早紀と布袋寅泰の姿でした。
ことの発端は、同年にリリースされた高岡早紀のボーカルプロジェクトでした。布袋寅泰が音楽プロデュースを担当したことが直接の馴れ初めとなり、楽曲制作やリハーサルを通じて2人は急激に距離を縮めていきます。当時のスタジオ関係者の証言によると、スタジオ内でも音楽談義の域を超えた親密な空気が漂っており、ロック界のレジェンドが放つ圧倒的なカリスマ性と、高岡が醸し出す無防備なコケティッシュさが引かれ合うのに時間はかからなかったと伝えられています。
しかし、高岡早紀には1996年に結婚した俳優・保阪尚希との間に2人の男児がおり、布袋寅泰もまた1999年に歌手・今井美樹と再婚して幼い娘を育てていました。白昼夢のような深夜の密会は、双方の家族を巻き込む未曾有のW不倫劇として社会的な糾弾を浴びることになります。